浮世絵と図会＋による江戸の橋めぐり・汐留橋(蓬莱橋)

◆御堀と三十間堀の合流点に近く汐留川に架かっていた橋。江戸時代には「汐留橋」と呼ばれていた。
◆明治５年(1872)この橋のそばの木挽町に「蓬莱社」が設立され、その蓬莱社の出金によりこの橋は石橋に改架され、「蓬莱橋」と名づけられた。明治７年(1874)のこと。
◆蓬莱社は後藤象二郎が下野していた時代（明治３年～９年）に、政府から長崎の高島炭鉱の払い下げを受け設立した会社である。
◆関東大震災の復興橋梁として、２径間の上路式コンクリートアーチ橋に改架されたが、汐留川の埋め立てに伴い廃橋となった。

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