奈良県(291):石橋(飛び石)(明日香村・飛鳥川)
古代の石橋(飛び石)は、橋の原型と云われています。
この絵は、奈良県明日香村を流れる飛鳥川に架かる石橋(飛び石)で、古代から残る石造物です。
そして日常の感情を歌にして万葉集にも次の歌が残されています。
「飛鳥川 明日も渡らむ石橋の 遠き心は想ほえむかも」これを現代語に訳すと
「明日も私はこの石橋を渡り、あなたのもとへ向かうでしょう。その思いはこの石橋のように離れず、あなたの心の傍にあるのです。」
文化財的にも意義があり、奈良県の景観資産−明日香稲渕の集落を望む飛鳥川の飛び石−となっており、更に明日香村指定の史跡
−飛鳥川の飛び石−でもあります。