歌川広重
◎喜多川歌麿、葛飾北斎などと共に江戸時代末期の代表的な浮世絵師である。
(寛政9年-1797〜安政5年-1858)
安藤広重とも言われることがあるが、安藤は家業の火消し時代の
姓であり浮世絵師としては歌川広重が適切である。広重については、Wikipedia歌川広重に詳しい。
◎数多くの作品を残しているが、代表的な浮世絵版画としては
「東海道五十三次」シリーズやここで紹介する「名所江戸百景」
シリーズなどがある。また、ゴッホなどの西洋画家にも影響を与えたことが知られている。
◎「名所江戸百景」は広重の最晩年、安政3年(1856)〜安政5年(1858)の作品で
江戸時代末期の四季の江戸の名所を描いている。百景と言うが実際は118景+1景(2世広重作)の
全119景の図絵と目録から成っており、版元は魚屋栄吉である。
また、「東海道五十三次」が全部横長版なのに対して「名所江戸百景」はすべて119景が
縦長版なのも特徴である。
◎各景の名称は地名を羅列しただけのものが多いので、「の」、「より」、「と」、「を望む」などを補って読むとよい。
例えば 第34景「日本橋江戸ばし」は"日本橋より江戸橋を望む"
第77景「鉄炮洲稲荷橋湊神社」は"鉄炮洲より稲荷橋と湊神社を望む"(Wikipediaより)
◎各景の説明・解説は「東京シティガイド江戸百景ブループ」によります。
また、各景の地図上の位置についても同グループの主催する広重「名所江戸百景」めぐり講座の現地ツアーによっています。
◎「東京シティガイド江戸百景ブループ」(江東区森下文化センター気付)のホームページ
◎ここで使用しているが画像は、すべてWikipediaによります。
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◆◆ 郵便切手になった「名所江戸百景」◆◆(追加) |
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